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2021 年頭のご挨拶

あけましておめでとうございます。

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 

 

昨年は新型コロナウイルスが全世界で猛威を振るい、製造業界にも激震が走りました。感染拡大が猛スピードで進んだ昨年3月末、医療機関において必要な人工呼吸器やサージカルマスク等の医療機器・医療用製品が大幅に不足し、各医療機器・製品メーカーは一部政府からの要請も受け急遽増産体制に入ったことで、従来取引のあるサプライヤーだけでは必要部品の調達が追いつかない事態に陥りました。製造業プラットフォームとして、「未曾有の危機に瀕してる今だからこそ、日本のモノづくりの強さでこの有事を乗り越えなければならない」と奮い立ち、そうしたコロナウイルス関連物資の大幅な増産を支援するため、全国600社以上の提携サプライヤーネットワークを活用した特別支援プログラムを4月に展開しました。世界的に部品供給網が逼迫した状況で、必要部品の製造キャパシティを確保し、高品質な部品を最短で供給し続けることで、物資を1日でも早く医療機関や患者様のもとへ届けることに微力ながらも奮闘してまいりました。

 

 

医療業界以外のインパクトもはかり知れなく、昨年自社で実施したアンケート調査では、町工場の約8割が2割以上の売上減に直面していることが浮き彫りになりました。従来の主要な販路開拓手段であった展示会出展や直接訪問による営業活動が難しくなったことも相まって、特定業界・顧客に依存する「下請け構造」の弱みが露呈しました。当社で昨年5月から毎月実施しているオンラインセミナーには通算5,000人を動員し、オンラインでの情報収集や新たな手段の活用の検討に舵を切る会社も増えてきたのを感じます。町工場の厳しい状況を受け、昨年10月には「町工場の販路開拓支援プログラム」を開始し、受発注プラットフォームCADDiへの提携加工会社登録希望社数は一時4倍近くまで増加しました。

 

 

方々からの大きなご期待をお寄せいただく中で、CADDiは板金、切削、製缶加工の部品単体の供給にとどまらず、機械装置一式や後工程である組立まで一貫して対応できる体制を構築してまいりました。昨年10月には事業拡大に伴う物流機能強化のため、関東物流拠点を船橋へ移転し、敷地面積は約3.6倍に拡張。一度に数千点の部品受け入れにも対応できるようになり、より盤石な品質や輸配送管理の体制構築ができました。また、プラント設備一式の調達支援も本格始動し、プラント特有の配管やタンク、大物製缶なども含めた数万点にもおよぶ製品の供給に対応することで、全国に分散するプラントの新増設時にもワンストップかつスピーディな調達支援が可能になりました。

 

 

今年2021年は、部品の最適発注にとどまらない「調達プロセスそのものの変革」、つまりは、前後の設計や製造・施工工程との接続を最適化・効率化し製造業DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する経営パートナーへと歩みを進めてまいります。各社“個”に迫るアプローチを行い、バリューチェーン全体に潜む課題やニーズをとらまえ、泥臭くも実のある改革を、テクノロジーを活用し推し進めていく所存です。

 

 

2017年の11月に創業したキャディ株式会社は、おかげさまで3周年を迎えることができました。今後もお客様、パートナー様、従業員、すべてのモノづくりに従事する会社・人のポテンシャルを信じ、テクノロジーの力を最大限活用しながら、至誠をもって、無駄な駆け引きのない「信頼構造」で成り立つ世界の実現のために、より一層挑戦してまります。

本年も何卒、よろしくお願い申し上げます。

 

 

キャディ株式会社 代表取締役

 

加藤 勇志郎