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製造業、6割超が「最重要データは図面」と回答 図面のデジタル化は進むも、7割が「図面の利用環境に課題あり」

~ 社会情勢の変化で懸念強まる原価高、図面データ活用の実態と解決可能性を探る ~

 

*本資料のPDF版は、こちらよりご覧いただけます。

 

昨今、ウクライナ情勢や中国のゼロコロナ政策などの社会情勢の変化を受け、企業のサプライチェーンマネジメントや安定調達の難しさ、製造原価上昇等のトピックスに注目が集まっています。また、製造業の調達担当者等を中心に業務が逼迫するなどの影響も懸念されます。
「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」をミッションに掲げるキャディ株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役:加藤勇志郎)は、この度、製造業従事者を対象に、調達や原価低減の課題解決の可能性を探ることを目的に、図面データの活用状況および課題を把握する調査を実施いたしました。また、その結果に関連して当社のソリューション事例等をご紹介します。

 

【サマリー】

・製造業の部長職以上、6割超が最重要データは「図面」であると回答
・2人に1人以上が、既に図面を管理するためのシステムを活用している
・図面の探索時間は月間約10時間、資料を探す時間のうち半分を占める結果に
システム利用者の7割超が利用環境に課題を感じている
・主な課題は“検索性”の低さ。1位は、「発注実績など図面に紐づく情報へのアクセシビリティ」
・担当業務の経験年数が長いほど新規図面の依頼先判断が早く、属人化の懸念

 

【調査結果概要】
製造業の部長職以上、6割超が最重要データは「図面」と回答

 

製造業従事者のうち部長職以上に、自社で保有している情報のうち最も重要なものを上位から選択してもらったところ、62.8%の人が1位に「図面」を選択しました。2位の「顧客情報」(15.9%)とは46.9%ポイントの差分があり、図面は製造業の経営においてとりわけ重要なデータとして認識されていることが分かります。

 

保有情報の重要度ランキング「最も重要」と選択されたもの(選択肢の中から上位順に9つ選択、対象を部長職以上に絞り集計)

【製造業が保有する情報 重要度ランキング】

2人に1人以上がシステムで過去の図面を管理・探索。一方、紙図面を探す人も4割弱に

 

過去の図面を探す際の参照環境を尋ねたところ、図面を管理するためのシステム(図面管理システム)を利用している人が51.4%、共有サーバーを活用している人が42.1%となり、多くの企業で既に図面をデータで活用している様子がうかがえます。一方、紙図面の状態で保管していると回答した人も39.6%と、4割弱にのぼりました。

 

過去の図面を探す際のことについてお聞きします。図面を探す際に参照しているものとして、あてはまるものを全て教えてください(複数回答)

【過去図面の参照先 上位順】

図面を探す時間、担当者一人あたり平均で月間約10時間にのぼる

 

一カ月あたりのドキュメントの検索状況を尋ねたところ、平均で19.3時間かかっています。そのうち、図面を探している時間は9.9時間と、全体の半分にのぼることが分かりました。

 

一カ月あたりのドキュメント検索時間、および、図面検索時間(単数回答)

【ドキュメント検索にかける時間 全体/図面のみ】

図面管理システムを利用しても、7割超が「課題を感じている」

 

続いて、図面管理システムやサーバー等を利用して図面をデータで扱っている人に絞り、システムの利用実態を尋ねると、7割以上の人が課題を感じていることが分かりました。

 

お勤め先にて採用されている図面を管理しているシステムについてお聞きします。図面を探す際に、現在のシステムにおいて課題と感じていることとして、当てはまるものを全て教えてください(複数回答)

【利用中の図面管理システムへの課題感の有無】 ※上記設問で「特に課題を感じない」と感じた人とそれ以外を集計

システム利用の課題は主に図面の“検索性”、1位は「図面に紐づく情報が見られない」

 

続いて、課題の中身を確認すると、1位「図面に紐づく情報が見られない」(25%)、2位「部品の形状から検索ができない」(23%)、「品番や材質などのメタデータでキーワード検索ができない」(21%)が挙がりました。図面の“検索性”が主に課題になっており、図面に紐づく情報へのアクセシビリティの低さが課題になっていると見立てられます。

 

お勤め先にて採用されている図面を管理しているシステムについてお聞きします。図面を探す際に、現在のシステムにおいて課題と感じていることとして、当てはまるものを全て教えてください(複数回答)

 

【図面を探す際に現在のシステムにおいて感じている課題 上位5位(%)】

1  図面に紐づく、発注実績などの付随する情報が見られない 25%
2  部品の形状から検索ができない 23%
3 品番や材質などのメタデータでキーワード検索ができない 21%
4 検索した図面データの表示速度が遅い 18%
5 フォルダ構造が複雑 17%

 

原価企画や発注先選定の際、過去の発注金額の実績を探す回数、調達担当者が最多に

 

原価企画や発注先選定において、過去の発注金額の実績を探す人に、一カ月あたりの検索回数を聞きました。職種別に確認すると、資材・調達・購買の方が約20回となり最多となりました。

 

原価企画や発注先選定において、過去の発注金額の実績を探すという方にお聞きします。一か月あたり、何回探しますか。教えてください。/一か月あたり、約/回程度

【過去の発注金額を探す回数/一カ月あたり】

担当年数と見積もり依頼の判断スピードに相関関係。業務属人化を懸念

 

担当年数別に、新規図面の見積もり依頼先候補を選定するまでに要する時間を尋ねました。30分未満で決める人は担当年数30年以上で25%、1年以上5年未満の人では15%程度。1時間以上から2時間未満を選択したのは担当年数30年以上では6.9%に留まる一方、1年以上5年未満が17.7%と最多になりました。新規図面の依頼先候補選定にかかるスピードは、担当業務の経験年数が長いほど早くなる傾向がみられます。判断基準や業務知識が、担当者の経験年数に応じて偏る、属人化の傾向にあることがうかがえます。

 

新規図面の見積依頼先の候補を選定する際のことについてお聴きします。見積りの依頼先を検討し決めるまでにどれくらいの時間を要しますか。教えてください。(単一回答)

【新規図面の制作依頼・見積もりに要する時間/経験年数別】

【ご参考】

 

調達原価への影響、類似図面同士で原価にズレ、潜在的な原価高騰が発生

 

産業装置メーカー様等に調達業務における類似図面や調達価格のブレについてヒアリングを行いました。「パートナーに製造依頼した各部品図面に対して、加工工程がほぼ同様となる過去類似図面が存在する」。「新規図面について、その大半で加工工程がほぼ同様となる過去類似図面が存在し、より低価格で発注した実績が存在するが、過去の類似図面を簡単に・短時間で探せない」など、図面の検索性が低いことによる調達原価のブレについての課題感のお声が集まりました。

                                                    【調達原価のブレ(イメージ)】

                           

当社の取り組み:製造業の深い課題に向き合うバーティカルSaaSの開発・提供

 

当社はこれまで、図面に効果的に辿り着けないことによって過去よりも高い価格で発注してしまう・毎回の発注価格にバラつきが生まれやすいなどの課題があるといったお声を、お取引のある多くのメーカー様、サプライヤー様からも伺ってきました。こうした課題を解決するためのソリューションとして、高度な図面解析技術を活かして開発した、図面データ活用による調達原価削減・図面検索工数削減を実現するサービス『CADDi DRAWER』(キャディドロワー)を開発。2022年6月22日より本格的に提供を開始しました。既に大手メーカー様等との契約・導入が始まっています。
*サービスサイトはこちら

 

【「類似図面検索」機能 利用イメージ】

調査概要

  • 調査名称:「製造業の図面取扱いや検索における業務実態把握定量調査」
  • 調査目的:製造業界内従事者における、社内での図面の取扱いや検索の実態を明らかにする
  • 調査手法:株式会社クロス・マーケティング社のモニターを用いたインターネット調査
  • 調査時期:2022年4月1日~4日
  • 調査対象者:お勤め先での主業務が、下記のいずれかに該当する方。
    年商10億円以上の製造業で働いている方のうち、普段の業務の中で図面を扱う機会がある男女、20-75歳。主業務(開発・設計、資材・調達・購買、生産管理、製造、生産技術、保守・メンテナンス、品質保証・品質管理、営業・サービス)に応じて割付を行った。
  • 回収数:有効回答数1,000名

 

「CADDi」についてhttps://caddi.jp/

キャディは、「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」をミッションに、製造業のバリューチェーンが抱える構造的な課題に対し、2017年の創業以来、産業の常識を変える、モノとデジタルデータをコアとした「新たな仕組み」を生み出し続けています。受発注サービス『CADDi』では、製造業の産業バリューチェーンにおける受発注の課題解決に向け、発注者の依頼に対して、独自のテクノロジーで品質・納期・価格が最も適合する加工会社を選定。実際に検品・納品まで行うことで、最適なサプライチェーンを構築する仕組みを提供してきました。2022年6月には新たに、製造業のDXの実現を支援する、図面データ活用クラウド『CADDi DRAWER』の提供を開始。さらに、ベトナム・ホーチミン市に拠点を設立し、グローバルなサプライチェーンの構築も推進しています。

 

<キャディ株式会社>
本社所在地: 東京都台東区蔵前1丁目4 – 1 (総合受付3F)
代表者  : 代表取締役 加藤勇志郎
設立   : 2017年11月9日
資本金  : 1億円
事業内容 : 製造業の受発注サービス『CADDi』
       図面データ活用クラウド『CADDi DRAWER』の開発運営URL   : https://corp.caddi.jp/

 

 

<本件に関するお問い合わせ先>

キャディ株式会社 広報担当 中川

電話:03-4361-2271 お問合わせ窓口:https://corp.caddi.jp/contact/